この記事では「雷に関するかっこいい言葉や名前」を80選を紹介しています。
- 雷の種類や別名
- 激しい稲妻の言い換え表現
- ファンタジーで使える神話や伝説に由来する言葉
- 雷を連想する名前
- 外国語・カタカナ
- 電気に関する用語
技名から情景描写の表現まで、小説や漫画などの創作に役立つと思います。ぜひブックマークして辞書代わりにお使いください。
雷に関するかっこいい言葉や名前80選!別名や言い換え・外国語一覧
雷の種類や別名
雷や稲妻の種類や別名をまとめました。
- 雷(かみなり):雲と雲、または雲と地表の間で起こる放電現象で光と音を伴う
- 流電(りゅうでん):雷の別名
- 稲妻(いなずま):雷の閃光のこと
- 稲光(いなびかり):稲妻と同じく雷の光
- 遠雷(えんらい):遠くで鳴っている雷
- 春雷(しゅんらい):春に鳴る雷で、春の訪れを告げる現象
- 紫電(しでん):紫色の雷光、または剣の閃光の比喩
- 幕電(まくでん):遠雷の光や雲内放電で雲全体が光って見える現象
- 雷雲(らいうん):雷を伴う雲
- 雷火(らいか):落雷によって起こる火災、または雷そのものの火
- 雷光(らいこう):雷の光
- 雷電(らいでん):雷の別名、または雷と電気
- 雷撃(らいげき):雷が落ちること、または雷の攻撃
- 雷鳴(らいめい):雷の音
- 落雷(らくらい):雷が地上に落ちる現象
- 熱雷(ねつらい):夏の暑い日に発生する雷雨
- 界雷(かいらい):前線の通過に伴って発生する雷
- 熱界雷(ねつかいらい):熱雷と界雷の両方の性質を持つ雷
- 渦雷(うずらい/からい):台風や発達した低気圧の中心付近で発生する雷
- 火山雷(かざんらい):火山の噴火に伴って発生する雷
- 冬季雷(とうきらい):冬季に発生する雷
- 雷雨(らいう):雷を伴う雨
- 電影(でんえい):稲妻のこと、一般的には「映画」の意味で使われる
- 軽雷(けいらい):小さい雷鳴
- 日雷(ひがみなり):晴天のときに鳴る雷
- 飛電(ひでん):雷の別名
- 天雷(てんらい):天から鳴る雷
- 雷震(らいしん):雷が落ちること、または雷の振動
- 急雷(きゅうらい):突然に鳴る雷
- 電霆(でんてい):雷の別名、古典的・漢詩的な表現
- 震霆(しんてい):雷鳴を意味する漢語的表現
- 天鼓(てんこ):雷の音を天の太鼓にたとえた表現
激しい雷の言い換え表現
雷の中でも激しいものを表す表現をまとめました。
- 迅雷(じんらい):非常に激しい雷
- 霹靂(へきれき):急に激しく鳴る雷
- 雷轟(らいごう):雷が激しく轟く音
- 雷霆(らいてい):激しい雷を表す古語的表現
- 万雷(ばんらい):多くの雷、または大勢の拍手などの比喩
- 鰤起こし(ぶりおこし):冬季に北陸地方で発生する激しい雷、鰤漁の時期に多い現象
ファンタジーで使える神話由来の言葉
日本神話や外国の神話、伝説に由来する言葉をまとめました。
- 雷獣(らいじゅう):落雷とともに現れるとされる伝説上の妖怪
- 雷切(らいきり):雷を斬ったとされる伝説の刀
- 鳴神(なるかみ):または雷を神格化した呼称
- 雷神(らいじん):日本神話に登場する雷の神
- 雷公(らいこう):中国神話の雷神
- 霹靂神(はたたがみ):激しい雷を神格化した存在、日本神話に登場
- 火雷神(ほのいかづちのかみ):日本神話に登場する雷神
- 八雷神(やくさいかづちのかみ):日本神話に登場する八柱の雷神
- 雷電様(らいでんさま):雷神の尊称、日本神話に登場する雷神を指す
- 火雷大神(ほのいかづちのおおかみ):日本神話に登場する雷神
- 建御雷神(たけみかづち):日本神話の雷神で武神
- 賀茂別雷神(かもわけいかづち):上賀茂神社の祭神で雷の神
- 火雷天気毒王(からいてんきどくおう):火雷神に由来する天神信仰の神格
- 雷槌(らいつい):雷の槌(つち)、神話的な武器や攻撃のイメージ
- トール(Thor):北欧神話の雷神、雷槌ミョルニルを持つ
- ゼウス(Zeus):ギリシャ神話の雷と天空の神
- インドラ(Indra):インド神話の雷と戦いの神
雷を連想する名前
雷そのものを表す言葉ではありませんが、雷を連想する名前を紹介します。
- 電光石火(でんこうせっか):雷や火打石の閃光のように非常に素早いこと
- 雷雲(らいうん):雷を伴う雲
- 積乱雲(せきらんうん):雷雨をもたらす大きな雲
- 暗雲(あんうん):暗く重い雲、不吉な雰囲気も表す
- 雷嵐(らいらん):雷を伴う嵐
- 風雷(ふうらい):風と雷
- 雷雨(らいう):雷を伴う雨
外国語・カタカナ
外国語で雷や稲妻を表す言葉を紹介します。洋風ファンタジーではカタカナのほうがぴったりですね。
- サンダー(Thunder):英語で「雷の音」
- ライトニング(Lightning):英語で「雷の光(稲妻)」
- サンダーボルト(thunderbolt):英語で「雷鳴と稲妻が伴うもの」や「落雷」
- フードル(Foudre):フランス語
- フルミネ(Fulmine):イタリア語
- ブリッツ(Blitz):ドイツ語
- トゥルエノ(Trueno):スペイン語
- ドンダー(Donder):オランダ語
- ケラヴノス(Keravnos):ギリシャ語
- トニトゥルス(Tonitrus):ラテン語
- トゥネト(Tunet):ルーマニア語
サンダーは雷が発する音を意味する言葉で光のことは表しません。
サンダーボルトは「稲妻」や「落雷」、つまり空から地面に向かって走る雷光そのものを表します。ただ文学的な比喩表現として使うことが多く、一般的にはサンダーを使います。
電気に関する用語
雷と近い電気に関する用語を紹介します。雷系の技を使うときに準備段階の表現に使えると思います。
- 漏電(ろうでん):本来流れるべきでない場所に電気が漏れること
- 感電(かんでん):人体などが電気に触れてショックを受けること
- 電磁(でんじ):電気と磁気、またはその相互作用を指す物理用語
- 静電気(せいでんき):摩擦などで物体にたまる電気で、触れるとパチッと感じる
- 帯電(たいでん):物体が電気を帯びること
- 放電(ほうでん):電気がたまった場所から他へと電流が流れる現象
- 蓄電(ちくでん):電気をためること
雷に関するかっこいい言葉!創作の豆知識
最後に、小説や漫画などの創作で雷を使う上で役立つ豆知識を解説します。
古くから雷は「神様の天罰」として考えられていました。
日本では雷のことを昔は「神鳴り」という漢字で書いていました。つまり「神様が鳴らしている音」という意味だったんです。
ただの自然現象ではなく、「悪いことをした人への罰」や「神様の怒り」を表すものとして認識していました。
これは日本に限ったことではありません。
ギリシャ神話のゼウス、北欧神話のトール、インド神話のインドラなど世界各地でも雷を操る神が正義や罰の象徴として描かれています。
突然空が光って大きな音がする雷は、きっととても不思議で恐ろしい現象だったでしょう。
「こんなすごい力を持っているのは、神様しかいない!悪いことをした人への罰に違いない」そんな風に考えるのは、とても自然なことだったのかもしれませんね。
雷に関する神話を創作の設定に活かしてみましょう。
たとえば以下のような設定を考えてみました。
- 正義感が強すぎて、悪人に雷で制裁を加えてしまう超能力者
- 雷が落ちた場所に異世界への扉が開くファンタジー
- 登場人物の怒りや正義感を雷で表現
雷のような自然現象はモチーフとして小説に盛り込むと深みがでますよ。
雷に関するかっこいい言葉や名前:まとめ
今回は雷に関するかっこいい言葉や名前を幅広くご紹介しました。
小説などの創作では、かっこいい言葉を使うだけではなく、ジャンルやイメージに合わせて言い換えることも大切です。
ファンタジーでは神話由来の言葉を使ったり、サスペンスでは重厚感のある表現で描写するといいかもしれません。
