この記事では創作に役立つ「海に関する言葉」81選を4つに分類して紹介しています。
- かっこいい漢字
- かわいい言葉
- 四字熟語
- おしゃれな外国語・カタカナ
後半では、これらの言葉を使った表現や描写のコツも解説しています。
海に関する言葉81選!かっこいい漢字やかわいい言い方・英語表現
海に関する言葉を4つに分類してまとめました。
- かっこいい漢字
- かわいい言葉
- 四字熟語
- おしゃれな外国語・カタカナ
かっこいい漢字
- 白波(しらなみ):泡立つ波のこと
- 怒濤(どとう):激しく逆巻く波
- 海原(うなばら):広々とした海の表面
- 潮騒(しおさい):波が打ち寄せる音
- 荒波(あらなみ):激しく荒れ狂う波
- 碧海(へきかい):青く澄んだ海
- 大海原(おおうなばら):果てしなく広がる海
- 波濤(はとう):大きくうねる波
- 蒼海(そうかい):青々とした海
- 千尋(ちひろ):非常に深いこと
- 海嘯(かいしょう):海が鳴り響くこと
- 水平線(すいへいせん):海と空の境界線
- 怒涛万丈(どとうばんじょう):激しい波の様子
- 深海(しんかい):海の深い部分
- 荒磯(ありそ):波が激しく打ち付ける岩場
- 遠洋(えんよう):陸地から遠く離れた海
- 海淵(かいえん):海の深い淵
- 青海波(せいがいは):青い波の連なり
- 潮流(ちょうりゅう):海水の流れ
- 波頭(はとう):波の頂上部分
- 海溝(かいこう):海底の深い溝
- 飛沫(しぶき):波が砕けて飛び散る水滴
- 紺碧(こんぺき):深い青色の海
- 大洋(たいよう):広大な海
- 海路(かいろ):海上の航路
- 波浪(はろう):うねる波
- 渺茫(びょうぼう):広々として果てしない海の様子
- 海図(かいず):航海用の地図
- 玄海(げんかい):黒く深い海
かわいい言葉
- さざ波(さざなみ):小さく立つ波
- 波の花(なみのはな):波しぶきが花のように見える様子
- 磯巾着(いそぎんちゃく):海の生き物
- 浜木綿(はまゆう):海辺に咲く白い花
- 海月(くらげ):ふわふわ漂う生き物
- 潮だまり(しおだまり):岩場にできる小さな水たまり
- 浜辺(はまべ):海岸の砂浜
- 貝殻(かいがら):貝の殻
- 海の幸(うみのさち):海でとれる食べ物
- 波音(なみおと):波が立てる優しい音
- 渚(なぎさ):波打ち際
- 浜千鳥(はまちどり):浜辺にいる小鳥
- 海風(うみかぜ):海から吹く風
- 朝凪(あさなぎ):朝の穏やかな海
- 夕凪(ゆうなぎ):夕方の静かな海
- 潮の香(しおのか):海の香り
- 海ほたる(うみほたる):光る小さな生き物
- 白砂(しらすな):白い砂浜
- 海亀(うみがめ):のんびり泳ぐ亀
- 浜木綿色(はまゆういろ):淡い緑がかった白色
- 波間(なみま):波と波の間
- 磯遊び(いそあそび):磯で遊ぶこと
- 潮風(しおかぜ):海から吹く爽やかな風
- 海藻(かいそう):海に生える草
- 浜茄子(はまなす):海辺に咲くピンクの花
- 凪(なぎ):波風のない穏やかな状態
- 入江(いりえ):陸地に入り込んだ小さな湾
- 海鳴り(うみなり):遠くから聞こえる海の音
四字熟語
- 滄海一粟(そうかいいちぞく):広大な海の中の一粒の粟。非常に小さく取るに足らないもののたとえ
- 滄海桑田(そうかいそうでん):海が桑畑になる。世の中の移り変わりが激しいことのたとえ
- 海千山千(うみせんやまぜん):経験豊富で世間の裏表を知り尽くしていること
- 海闊天空(かいかつてんくう):海が広く空が高い。心が広く度量が大きいことのたとえ
- 四海兄弟(しかいけいてい):世界中の人々が兄弟のように仲良くすること
- 海内無双(かいだいむそう):国中に並ぶ者がいないほど優れていること
- 水天一碧(すいてんいっぺき):水と空が一つになって青く澄み渡っている様子
おしゃれな外国語・カタカナ
- サブマリン(submarine):英語で潜水艦
- ラ・プラヤ(la playa):スペイン語でビーチや砂浜
- アクア(aqua):ラテン語で水
- ペラゴス(pelagos):ギリシャ語で外洋
- コースト(coast):英語で海岸
- マリネーロ(marinero):スペイン語で船乗り
- マレア(marea):スペイン語で潮
- ナウティコ(nautico):イタリア語で「航海の」
- ゴエランド(goéland):フランス語でカモメ
- オリゾンテ(orizzonte):イタリア語で水平線
- リヴァイアサン(leviathan):旧約聖書に登場する海の巨大な怪物
- ポセイドン(Poseidon):ギリシャ神話の海神
- ヴォルテックス(vortex):英語で渦
- マエルストローム(maelstrom):ノルウェー語で「大渦潮」のこと
- アトランティス(Atlantis):伝説の海に沈んだ大陸
- バッカニア(buccaneer):17世紀にカリブ海で活動した海賊の総称
- アンダーカレント(undercurrent):英語で潜流、暗流
海に関する言葉を使った表現や描写のコツ
ここからは海に関する言葉を小説の表現や描写に活かすためのコツを解説します。
- よくある比喩を避ける
- 色の表現を工夫する
よくある比喩を避ける
小説で海に関する言葉を使った文章を書くとき、ついつい使ってしまうありきたりな表現がありますよね。
使い古された比喩表現はわかりやすい一方で、陳腐に感じてしまい読者の心に響きません。
比喩を使うなら、もっと意外性のある組み合わせを考えましょう。
「彼女の沈黙は凪のように重かった」「記憶が潮のように引いていく」など、定番から少しずらすだけで新鮮になります。
色の表現を工夫する
海を描写するときに使いがちなのが、「青い海」や「エメラルドグリーンの海」という言葉。
特別な意味がない背景描写であれば、これくらいシンプルでも問題ありません。
ただ物語の舞台として重要な海なら表現を工夫してみましょう。
実際に海を見てみると、単純な青ではなく様々な色が混じった多様な見た目をしていますよね。
- 深い青「藍色に沈む海」
- 曇天時「鉛色の海面」
- 朝日を浴びた海「銀色に光る波」
- 夜の海「墨を流したような黒い海」
時間帯や天候で変わる色合いを具体的に描写すると、一気に情景が浮かびます。
海に関する言葉!かっこいい漢字やかわいい言い方・英語表現:まとめ
今回は創作に使える海に関する言葉を紹介しました。
日本語だけでも、かっこいい漢字からかわいい言い方まで多彩なバリエーションがあります。外国語を取り入れれば、さらに表現の幅が広がりますよね。
大切なことは、ただ言葉を知っているだけでなく場面に合わせて適切に使い分けること。
穏やかな海のシーンと嵐の海のシーンでは、当然使う言葉も変わってきます。
この記事を創作資料としてぜひ活用してください。



