小説を書くのが遅い原因と対策!執筆速度を上げる3つの方法

小説を書くのが遅い原因と対策!執筆速度を上げる3つの方法

小説を書くのが遅いと、いつまでも完成させられないのでモチベーションが下がり、途中で諦めてしまうこともありますよね。

執筆速度はちょっとした工夫やコツを掴むことで大幅にアップさせることができます。

この記事では、執筆が遅くなる原因とその解決策、そして執筆速度を上げる具体的な方法を詳しく解説します。

「1日10ページ書けるようになりたい」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。今日からすぐに実践できる方法を紹介します。

目次

小説を書くのが遅い!遅筆の原因は4つある

小説を書くのが遅い原因はいくつかありますが、その大半は意識や習慣を変えることで改善できます。

ここでは、よくある遅筆の原因を4つ詳しく解説していきます。

  • 完璧主義になりがち
  • プロットや設定を考えすぎる
  • 集中力が続かない
  • 執筆習慣が身についていない

完璧主義になりがち

「最初の一文を完璧にしなければ!」「このシーンの表現がしっくりこない…」と悩んでいるうちに、まったく執筆が進まないことはありませんか?

完璧主義になってしますと、いつまでも自分が書いた文章に納得できず書き進めることができなくなってしまいます。

こんなときは、「とりあえず書き進める」ことを最優先しましょう。

初稿は荒削りでもOK。とにかく書き進めることが大切です。

まずは最後まで書き切ることを目標にして、推敲や修正は後回しにしましょう。書いているうちに、「後で直せばいいや」と思えるようになれば、執筆速度がぐっと上がります。

プロットや設定を考えすぎる

「ストーリーの矛盾がないか」「キャラの設定はこれでいいのか」とプロットや設定を延々と考えてしまい、なかなか本編を書き始められない人も多いです。

もちろん、しっかりとしたプロットや設定を作ることは大切ですが、考えすぎると時間ばかりかかってしまいます。

先ほどの「完璧主義」と似てる原因ですが、初心者の場合は納得いくまでプロットを練ろうとしていつまでも終わらないことがあります。

プロットや設定は、必要最低限のものが決まれば執筆を始めましょう。

たとえば起承転結や三幕構成のプロットポイントなど、ストーリーの軸となる絶対に変えない部分だけ決めて書き始めてしまうというのもありです。

細かい部分は書きながら修正すればいいので、まずは筆を動かすことを優先しましょう。

集中力が続かない

多くの人は自分の家で小説を書いていると思います。

近くにはテレビがあり手を伸ばせばスマホがあり、ついついポテチなんかつまみ食いしたり、とにかく誘惑が多いので集中力が続かない環境です。

三雲ハル

パソコンで執筆しながら、少し調べ物をしようとして気づいたらYouTubeを見ていたという経験が私もあります。

集中力が続かないと、小説の執筆速度は大幅に落ちてしまいます。

スマホやネットの通知をオフにするなど、執筆の邪魔になる要素を減らすようにしましょう。

執筆習慣が身についていない

「気が向いたときにしか書かない」「時間があるときに書こうと思っている」、こういう状態だとなかなか執筆スピードは上がりません。

執筆は習慣化することで、効率的に進められるようになります。

1日の生活ルーティンの中に執筆する時間を決めて習慣化していきましょう。

仕事や学業で時間がとれない人でも「寝る前に30分だけ書く」など最初は少しずつでOKなので、無理なく続けられるルールを決めてみましょう。

三雲ハル

小説を書くスピードを上げるには「とにかく書く」ことが一番の近道です。

次の章では、さらに執筆速度を上げるための具体的なコツを紹介していきます!

小説の執筆速度を上げる3つのコツ

ここまで小説を書くのが遅い原因を解説してきました。ここからはさらに執筆速度を上げるためのコツを紹介します。

「執筆に時間がかかりすぎる」と感じている人も、ちょっとした工夫で驚くほどスピードが上がることがあります。

すぐに取り入れられることなのでぜひ試してみてください。

  • 文章に迷ったら飛ばして進む
  • タイマーを使って時間を区切る
  • 調べ物は執筆前に終わらせる

文章に迷ったら飛ばして進む

小説の執筆速度を上げる一番の方法は「とにかく書き進める」意識を持つこと。

「この表現で合っているのか?」「もっと良い言い回しがあるかも」と考えてしまうと、執筆スピードは一気に落ちます。

三雲ハル

特に、序盤で筆が止まってしまうとそのまま時間ばかりが過ぎてしまうことも…。

執筆中は「とりあえず最後まで書く」ことを意識しましょう。

プロの小説家でも一発で完成させることはありません。むしろプロの方が何度も推敲を重ねて書き直しています。

初稿は下書きレベルでいいんです。細かい表現や言葉の選び方は後で推敲しましょう。

表現に迷う部分は「**」のように記号を入れて目印をつけて先に進みます。

たとえば以下のような感じ。

田中が牛丼を食べる姿は、まるで**のようだった。

そして最後まで小説を書き終えたら、推敲しながら改めて文章を考えましょう。

パソコンのページ内検索機能を使えば「**」の部分だけを見返すこともできます。

ページ内検索のショートカットキー
  • Mac:「Command」+「F」
  • Windows:「Ctrl」+「F」

先に進むことを優先すれば、執筆速度も速くなりますよ。

タイマーを使って時間を区切る

小説執筆中は集中力を切らさないために、タイマーを使って時間を管理するのが効果的です。

タイマーを1時間に決めたら「この時間は絶対に執筆以外のことはしない」と決めてひたすら小説を書きます。

三雲ハル

私の経験上、時間を区切ることでダラダラ作業することがなくなります。

1時間書いたら10分休むなど自分に合ったスケジュールを立てて集中力を維持しましょう。

また「10分間で300文字を書く」「1時間で1,500文字を書く」など、自分なりに目標を決めて書くのもおすすめです。

調べ物は執筆前に終わらせる

「この時代の服装は?」など、執筆中に調べものをしていると気がつけばネットサーフィン…なんてこともありますよね。

情報収集に時間を取られないよう、資料は執筆前に準備しておくのがおすすめです。

たとえば、以下のような情報を執筆前にリストアップしておくと調べる手間が減ります。

  • 登場人物の名前・役職・関係性
  • 舞台設定(国・都市・時代背景)
  • 使用する道具の名称
  • 実在する建物や風景の写真・参考資料

これらをメモやスクラップしておくと、執筆中に余計な時間を取られずに済みますよ。

小説を書くのが遅い原因と執筆速度を上げるコツ:まとめ

小説を書くのが遅い原因と、執筆速度を上げる方法を解説しました。

遅筆の原因
  • 完璧主義
  • プロットや設定を考えすぎる
  • 集中力が続かない
  • 執筆習慣が身についていない
執筆速度を上げる方法
  • 表現に迷ったら記号をつけて先に進む
  • タイマーで時間管理
  • 情報や資料は執筆前に完了させる

小説の執筆速度を上げるためには、「とにかく最後まで書く」が大切です。

書き終えてから推敲することを前提にすればスムーズに物語を書き進められるようになります。

一日に何ページ書くか目標設定は人それぞれですが、コツを掴むと10ページ書くことも苦じゃなくなりますよ。

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この記事を書いた人

「物書きラボ」は、小説の書き方を初心者にもわかりやすく解説するサイトです。既存のノウハウだけではなく私が実践し試行錯誤を重ねた情報をお届けしています。

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