ファンタジー小説にありがちな設定7選!ベタな王道テンプレを解説

ファンタジー小説にありがちな設定7選!ベタな王道テンプレを解説

ファンタジー小説にありがちな設定は、読者にとって定番の安心感があります。

一方で作り手からすると「ベタすぎて個性が出ない」という悩みにもつながりますよね。

この記事ではファンタジー創作にありがちな設定7選を、要素ごとに解説しています。

目次

ファンタジー小説にありがちな設定7選!ベタな王道テンプレ

ファンタジーにありがちな設定を7つの要素に分けて解説します。

  1. 世界観:中世ヨーロッパ風の王国
  2. 能力:平凡な主人公が特別な力を持っていた
  3. 運命:選ばれし者として使命を背負う
  4. 魔法:四大元素の属性
  5. 敵:魔王や帝国など悪の存在
  6. 仲間:職業キャラのパーティ
  7. キャラ:多種族が共存する

世界観:中世ヨーロッパ風の王国

ファンタジーと聞いてまず思い浮かぶのが、

  • 石造りの城
  • 甲冑を着た騎士
  • 魔法使いが住む塔

など中世ヨーロッパ風の世界観ですよね。

この設定はJ・R・R・トールキンの『指輪物語』などの古典ファンタジー作品がベースになっていて、現代のライトノベルやアニメでも頻繁に登場します。

映画『ロード・オブ・ザ・リング』の原作小説でKindle版もあります。

著:J.R.R. トールキン, 翻訳:瀬田 貞二, 翻訳:田中 明子
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王や貴族による封建制度、騎士階級の忠誠と裏切り、そして庶民の暮らしを背景にした物語は政治的ドラマや争いの物語に広がりやすいんです

この設定を使うときのポイントは似た世界観をどう差別化するか。

「王国×魔法」という王道設定はやっぱりロマンがあると思います。だからこそ「現実社会のテーマを重ねる」などして深みを加えるのがおすすめです。

能力:平凡な主人公が特別な力を持つ

読者がワクワクするのが、主人公の「特別な力」や「覚醒シーン」ですよね。

  • 平凡な少年が、実は古代の英雄の血を引いていた
  • 他人には見えないスキルを持っている
  • 封印された魔力が覚醒する

「主人公が実は最強の血筋を引いていた」という設定はジャンプ漫画でもよくあります。

ルフィやナルト、虎杖悠仁や炭治郎など「結局生まれ持った才能か」と批判的な意見もあります。

それでもこの設定がよく使われるのはストーリー展開を盛り上げたり、能力覚醒の理由を描きやすいからなのでしょう。

最近では力の代償や制約を設けてドラマ性を高める工夫も増えています。

たとえば「力を使うほど人格が変化する」といった設定は、キャラクターの内面描写にも深みを出せます。

最強設定は確かにカッコいいですが、強すぎると読者が感情移入しづらくなるんですよね。

強さの理由や責任の重さを描くことで、より魅力的な主人公になります。

運命:選ばれし者

ファンタジー作品では選ばれし者というモチーフがとにかく多いです。

  • 神に選ばれた勇者
  • 伝説の血を継ぐ者
  • 異世界に召喚された転生者

これらは読者に「自分もそうなりたい」という願望を投影しやすい構造です。

ただ、ありがちになりやすいのが選ばれた理由が薄いパターン。

気づいたら勇者にされていた、転生したら最強だった……といった導入は、読者が「なぜ?」と感じやすい部分です。

効果的に描くには、運命に抗う姿や使命に悩む姿を入れること。

勇者が勇者であることを苦しむとか、転生者が前世の罪を背負うとか、そういった人間的な弱さが共感を生みます。

選ばれし者設定は物語の中心軸を強く作れる反面、キャラの心理描写で差をつけることが成功のカギです。

魔法:四大元素の属性

ファンタジーといえば、魔法の設定が欠かせません。

王道では「四大元素(火・水・風・土)」や「光と闇」などの属性魔法が多く、魔法を使うには詠唱や魔石などのシステムを組み合わせるのが定番です。

魔法体系をしっかり設計することで、ファンタジー世界にリアリティが生まれます。

逆にルールが曖昧だと、なんでもアリになってしまい緊張感が失われます。

「感情と魔力がリンクする」設定や「魔法が科学技術の一種」として体系化されている作品も多いです。

敵:魔王や帝国など悪の存在

物語において敵は、主人公を成長させるための鏡のような存在です。

ファンタジーでは定番として魔王や邪神、侵略帝国など、世界そのものを脅かす圧倒的な悪が登場しますよね。

しかし近年は、単純な悪としてではなく「正義の形が違うだけ」「環境や時代が生んだ悲劇」といった、敵側にも物語を持たせる手法が増えています。

敵=悪ではなく、生き方の対立として描くと作品に哲学的な深みが出ます。

敵キャラにも信念や矜持を与えることで、読者が「どちらの正義が正しいのか」と考えたくなる構成にするのがポイントです。

仲間:職業パーティ

RPG的なファンタジーでは仲間との冒険こそが最大の魅力です。

剣士・魔法使い・僧侶・盗賊など、それぞれの得意分野を活かしたチーム構成はキャラ同士の掛け合いでドラマを生み出します。

ただし、テンプレ通りの構成にしすぎると「またこのパターンか」と感じられることも。

役職にこだわるよりも、キャラクターの個性や人間関係を深掘りして設定するとドラマが生まれます。

信頼と裏切り、成長と別れなどパーティ内の価値観の衝突もファンタジーの魅力の一つです。

キャラ:多種族が共存する

ファンタジーといえば、人間だけではない世界。

  • エルフ
  • ドワーフ
  • 獣人
  • ドラゴンなど

多種族の存在は、作品の世界観を一気に広げてくれます。

エルフは長命で魔法に長けた高貴な存在、ドワーフは頑固で鍛冶が得意、獣人は野性味あふれる身体能力と誇り高い文化……。

こうした人間とは異なる価値観や文化を描くことで、物語に多様性が生まれます

ありがちな失敗は人間の延長線上でしか描けていないこと。

種族が違うのに、考え方や感情が人間とまったく同じだとせっかくの設定が活きません。

たとえば、1000年生きるエルフは寿命が短い人間をどう見ているかとか、種族間の共存の難しさを掘り下げると、ぐっとリアルになります。

異なる者同士が理解し合う過程こそがファンタジーの醍醐味だと思います。多種族設定はまさに多様性の縮図です。

ファンタジー小説にありがちな設定7選!ベタな王道テンプレ:まとめ

今回はファンタジー創作にありがちな設定を7つ解説しました。

ファンタジーによくある要素やテンプレは、創作の型であり作品を支える土台です。

その土台を理解し、崩してから再構築することで、読者の心に残るオリジナルの世界が生まれます。

全く新しい設定を考えるのは難しいですが、ベタにひねりを加えることが独自の小説を書くきっかけになります。

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この記事を書いた人

「物書きラボ」は、小説の書き方を初心者にもわかりやすく解説するサイトです。既存のノウハウだけではなく私が実践し試行錯誤を重ねた情報をお届けしています。記事内の例文は引用符で囲っているもの以外すべて自作したものです。

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