- 小説のネタが思い浮かばない。
- アイデアはあるのにストーリーにすることができない。
小説のネタを見つけたいけどどうやって探せばいいのかわからない人も多いでしょう。
初心者はもちろん、すでに小説を書いている人でも毎回同じようなネタになってしまう人もいると思います。
そこで今回は、身近なものや日常生活の中でネタを見つける方法を紹介します。
また、アイデアを物語に発展させる方法も解説しているので参考にしてください。
小説のネタが浮かばない!アイデアの出し方7選
小説を書くときにアイデアが思いつかないことはよくあります。でも実はちょっとした工夫で新しいネタを見つけることができます。
ここでは、アイデアを見つけるための方法を紹介します。
日常からネタを探す
小説のアイデアは、意外と日常の中に隠れています。
例えば友達との会話や学校での出来事、街で見かけた光景などを観察してみましょう。
「もし、こんなことが起きたら?」と想像することで、そこから物語が始まることがあります。
例えば、よく中学生がする想像に「授業中の教室に悪者が入ってきて自分がヒーローになって救う」というベタなものがありますよね。
いまいる状況で何が起きるかを考えるだけでも意外と面白いストーリーになりますよ。
日常の何気ない場面がヒントになることが多いので、いつも好奇心を持って周りを見てみてください。
興味のあるテーマから発想を広げる
自分が好きなテーマについて調べることは、とても良いアイデアの出し方です。
特にこれまでに小説を書いたことがない初心者の方は、まず自分が興味のあるテーマやジャンルから発想を広げてみましょう。
たとえば、ファンタジーが好きなら魔法や古代の伝説について調べてみるともっと面白い設定を思いつくことができます。
好きなことを基にして物語を作ると楽しみながら書くことができ、より魅力的なストーリーになります。
興味がないジャンルの情報に触れる
アイデアを生むためには、いろいろな情報に触れることが大切です。
先ほどは興味のあるテーマから発想を広げる方法を紹介しましたが、反対に全く興味のないジャンルにふれることも大切です。
例えば、歴史や科学、動物についての本を読んだりニュースを見たりしてみましょう。
最近は本を書店ではなく電子書籍で探す人も多いですが、レコメンド機能によって似たようなジャンルしか読まなくなってしまいます。
書店で本を探せばいろんなジャンルの本があるので情報収集の幅が広がりますよ。
いろいろなジャンルの情報を知っておくと、アイデアが組み合わせやすくなり、新しいストーリーが生まれやすくなります。
「こんな話も面白いかも!」と思えるヒントがたくさん見つかります。
資料館や博物館を活用する
資料館や博物館もアイデアの宝庫です。
展示されているものや解説を見て、「この昔の道具はどうやって使われていたのかな?」とか「この人物はどんな物語を持っていたんだろう?」と想像してみるといいです。
展示品を見ることで、自分が考えたことのない設定や背景を思いつくことがあります。興味を持って見ることで、物語のヒントがどんどん出てきます。
近所に博物館などがなくて足を運べない人は、資料が乗っている本やデータベースを探すのもおすすめです。
書籍からインスピレーションを得る
小説のアイデアはたくさんの本を読むことでも浮かんできます。
小説だけでなく、ノンフィクションやエッセイ、科学の本などとにかく様々な本を読んでみましょう。
例えば、面白い言い回しや意外な事実を知ることで「これを使った話を書いてみたい」と思うかもしれません。
読書はアイデアを広げるための大切な手段です。
知恵袋とSNSのリアルな声
小説のアイデアやネタはインターネット上にたくさん転がっています。
小説で重要なことは登場人物の人生やリアルな心情ですよね。そんなリアルな声は意外とネット上からでも拾えるんです。
例えば「Yahoo知恵袋」などの質問サイトでは、人生に悩んでいる人たちのリアルなお悩み相談が載せられていることがあります。
またSNSでは今まさに起きている出来事がリアルタイムで書かれていることがあります。
それらの情報から想像を膨らませて「こんな話を小説にしたらどうなるかな?」と考えてみましょう。
自分の人生だけでは思いつかない新しいアイデアを作ることができますよ。
アイデアノートやメモをとる
小説のアイデアやネタになりそうなことはすぐにメモを取るようにしましょう。
「面白いな」と思った言葉や風景をメモしておけば、後で見返したときにアイデアのヒントになります。メモを習慣にすることで、必要なときにアイデアがすぐに浮かびます。
また小説のネタは既存のアイデアとアイデアの組み合わせによって生まれてくることがあります。雑多なメモを見返すことで新しい組み合わせを発想できるようになるのです。
ここまで紹介した方法を試してみると小説を書くときのアイデア探しがぐっと楽になります。
小説のネタやアイデアはあるのに物語にできない時の考え方
小説のネタになる良いアイデアが浮かんだとしても、そのままでは物語にするのは難しいことがあります。
アイデアを魅力的な物語に発展させるためのコツをいくつか紹介します。
アイデアの要素を分ける
まず、思いついたアイデアをそのまま使うのではなく、いくつかの要素を分けて考えてみましょう。
例えば、「魔法の学校」というアイデアがあったら、「どんな魔法があるのか」「学校にはどんな生徒がいるのか」など、小さな要素に分けます。
そして、それぞれの部分で何が面白いかを考えてみるのです。こうして細かく考えることで、アイデアがよりしっかりした物語の土台になります。
主人公や設定を深掘りする
小説を面白くするためには、主人公や物語の舞台を詳しく考えることが大切です。
主人公の性格や特技、何を大切にしているかをはっきりさせるとそのキャラクターが生き生きとしてきます。そしてそのキャラクターが魅力的にうつるストーリーはどんな展開になるか考えます。
また物語の舞台がどんな場所か、どんなルールがあるのかを細かく設定すると読者がその世界に引き込まれやすくなります。
思いついたアイデアから細かい設定を考えることで物語がもっと面白くなります。
ジャンル要素の最大限活かす
ファンタジーや冒険、ミステリーなどジャンルにはそれぞれ特有の魅力があります。
- ファンタジー:魔法や異世界の生き物
- ミステリー:意外な真実や謎解き
- 青春:恋愛や友情
こうしたそれぞれのジャンル小説を面白くしている要素を思い切り使うことで、物語をより発展されることができます。
ジャンルの特徴をよく考えて、深堀りしてみると読者を引き込む力が強くなりますよ。
理由や動機を考える
最初に思いついたアイデアをすぐに書き出すのではなく、しっかり考えてから書くことも大切です。
特に「なぜ?」という理由や動機は登場人物の心理やストーリーの展開にも影響する一番大切な要素になるのでしっかり煮詰めて考えましょう。
たとえば、「勇者が魔王を倒す」というアイデアがあったら「どうして勇者が選ばれたのか」「なぜ魔王を倒さなければいけないのか」といった部分を詳しく考えます。
よくあるアイデアも理由を考えれば新しい斬新なストーリーに変えることも可能です。
思いつきを箇条書きにしてみる
小説のアイデアやネタを思いついたら、とりあえず箇条書きで書き出してみましょう。
頭の中で考えるだけだと発想が広がっていきません。箇条書きレベルでストーリーを書き出してみると意外とすんなりプロットができあがることがあります。
そして物語を一度書いたらプロットを見直してみましょう。プロットは物語の流れを確認するための「計画図」のようなものです。
書いた後に「ここをもっと面白くできるかも」と気づいたら、どんどん書き直してみてください。
プロットを確認して物語全体に無理がないか、キャラクターの行動に矛盾がないかをチェックすると、完成度が上がります。
物語の型に当てはめる
小説のアイデアを発想できたら、前述したようにどんどん膨らませていきましょう。
膨らませた段階では、まだ物語としてまとまっていない状況で雑多なアイデアが散らばっていると思います。
それらを物語の型に当てはめるとストーリーが出来上がります。最も基本的なストーリーの型に「起承転結」があります。
初心者のうちはアイデアやネタが膨らんだら起承転結のパターンに当てはめるのが最も簡単だと思います。
詳しくは以下の記事で解説しています。
まとめ
小説のネタが浮かばないときの発想法や、アイデアはあるのに物語にならないときの考え方を解説しました。
- 日常の出来事から想像する
- 興味のあるテーマを深堀り
- 興味がないジャンルにも触れる
- 資料館や博物館に足を運ぶ
- たくんさんの書籍を読む
- 知恵袋やSNSでリアルな人間の悩みを知る
- アイデアノートやメモをとる
- 要素を分けて考える
- 主人公や設定を深掘りする
- ジャンル特有の要素の活かす
- 理由や動機を考える
- とりあえず箇条書きにする
これらの方法を使えばアイデアを小説の物語に発展させることができます。ぜひ試してみてください。