ワンドロ小説の書き方3つのコツ!ワンライのやり方やルールを解説

ワンドロ小説の書き方3つのコツ!ワンライのやり方やルールを解説

ワンドロ小説とは1時間という短い時間で小説を書き上げるチャレンジのことです。

ワンドロ(ワンアワードローイング)の小説版でワンライ(ワンアワーライティング)とも呼ばれています。

この記事ではワンドロ小説の基本的なルールややり方、短時間で完成させるためのコツを解説しています。

目次

ワンドロ小説の書き方!ワンライのやり方やルール

まずはワンドロ小説(ワンライ)の基本的なやり方やルールを解説します。

  • ワンドロ小説(ワンライ)とは?
  • ルールやお題
  • 文字数はどれくらい?

ワンドロ小説(ワンライ)とは?

ワンドロ小説とは「ワンアワードローイング」の小説版で、1時間以内に小説を書き上げる企画のことです。

「ワンドロ」という言葉は、もともと「ワンアワードローイング(OneHourDrawing)」の略で、イラストを1時間で描く企画から生まれました。

その小説版が「ワンライ(ワンアワーライティング)」とも呼ばれています。

三雲ハル

短時間で執筆し完成後にすぐ投稿するスタイルなので、アイデア出しや展開を考える小説の練習にぴったりです。

主にX(旧Twitter)やPixivなどのSNSで企画されており、「#ワンドロ」「#ワンライ」などのハッシュタグをつけて投稿する特定のタグをつけて投稿するのが一般的です。

1時間でどこまでクオリティを高められるか、自分自身に挑戦できる創作方法なんですよ。

企画がなければ自分でお題を決めて1人でワンライするのも練習になります。

ルールやお題

ワンドロ小説の基本ルールは、とてもシンプルです。

  • 制限時間は1時間
  • お題に沿った小説を書く

ワンアワーライティングという名前の通り、1時間でアイデア出しから執筆、推敲まで終わらせて小説を完成させます。

ワンドロ小説では企画者から直前にお題が発表されて、参加者がヨーイドンで一斉にスタートします。

つまり事前にプロットやネタを考える時間はありません。お題を出されたところから全て含めて60分以内に完成させるんです。

お題は「牛乳」や「秘密」などシンプルな単語で発表されることが多いです。お題メーカーのようなものを使うのもいいし、適当に辞書から単語を選ぶのもアリです。

基本的なルールは上記の2つだけですが、企画者によって細かいルールは変わります。事前にプロットを考えるのもOKだったり、お題が1週間前に出されるなど主催によって様々です。

参加するワンライの注意事項などをしっかり確認しておきましょう。

即興でストーリーを考える必要があるため、発想力や文章力が試されます。

難しいと思うかもしれませんがワンドロ小説は「完璧な作品を作ること」よりも「短時間で書く経験を積むこと」が大切です。

三雲ハル

「とりあえず書ききる!」という気持ちで挑戦してみましょう。

文字数はどれくらい?

ワンドロ小説(ワンライ)は企画によっては文字数が定められていることがあります。

しかし基本的には制限がなく、どれだけ書けるかというチャレンジになります。

平均的には1時間で1000文字から2000文字書く人が多いと思います。多い人だと3000文字、さらにそれ以上書ける人もいるようです。

少なくとも1000文字以上は書きたいところですが、ただ文字数が多ければいいわけではありません。内容が面白いかどうかが大切です。

文章の細かい表現にこだわって文字数を増やすよりは、とにかく書き切ることが最優先になります。

ワンドロ小説の書き方!ワンライを完成させる3つのコツ

ワンドロ小説では「時間内に書き上げること」が最重要ポイントです。スピードを上げるためのコツやテクニックを紹介します。

  • 構成テンプレートを活用する
  • 時間配分を決めておく
  • 何を削るかが大事

それぞれのポイントを詳しく解説していきます。

構成テンプレートを活用する

ワンドロ小説では時間内にまとまった話を書くことが大事ですよね。そのために役立つのが、ストーリー構成のテンプレートです。

  • 起承転結
    • 「導入→展開→クライマックス→結末」を意識する
  • 三幕構成
    • 「事件発生→試練・葛藤→解決」の流れで書く
  • 会話中心
    • セリフのやり取りで物語を進める

初心者の場合は会話中心で書いたり、起承転結を意識するとワンライの構成を作りやすいと思います。

お題が発表されたら、テンプレートを意識して書くことで短時間でもまとまりのある小説が作りやすくなりますよ。

「誰が、どこで、何をするか」だけでも決めておくとスムーズになります。

起承転結については以下の記事で詳しく解説しています。

時間配分を決めておく

60分という制限時間の中でワンライを完成させるために時間配分を決めておくと良いでしょう。

  • 最初の5分:ストーリーの大枠を考える
  • 次の50分:ひたすら執筆
  • 最後の5分:軽く誤字チェック&仕上げ

ストーリーを考えることに時間を使いすぎて書き上げることができないというのは、よくある失敗です。

そのためストーリーを考える時間配分を事前に決めておくことで、迷いなく書き始められるようになります。

スマホのタイマーやキッチンタイマーを使って残り時間を意識すると良いですよ、

何を削るかが大事

ワンドロ小説は時間をかけて作れないので、テーマを際立たせるために何を削るかが大事になります。

言い換えれば「描くことの焦点を絞る」こと。

  • 登場人物を2人に絞る
  • ワンシチュエーションにする
  • 複雑な伏線は避ける
  • 物語に直接関係ない過去の出来事を省略する

物語の軸になる「1つの展開」を決めて場面設定も絞ります。キャラ設定も最も重要な特徴だけを決めるとストーリー作りの時間を短縮できます。

ワンライのように短編の場合は先に結末を決めて、その結末に向けて展開を整えると書きやすくなりますよ。

ワンドロ小説の書き方:まとめ

ワンドロ小説(ワンライ)の書き方を解説しました。

  • ワンドロ小説とは、1時間以内に書き上げる即興チャレンジのこと
  • ワンライともいいワンアワーライティングの略
  • ルールは1時間という制限の中でお題に沿った小説を完成させること
  • 文字数は2000文字くらいが平均的

ワンドロ小説は、短時間で創作力を鍛えるのにぴったりな練習方法です。

最初はうまく書けないと感じることもあるかもしれませんが、コツをつかめば誰でも楽しめるようになりますよ。

SNSで仲間を見つけて習慣的に行うことで、楽しみながら成長できると思います。

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この記事を書いた人

「物書きラボ」は、小説の書き方を初心者にもわかりやすく解説するサイトです。既存のノウハウだけではなく私が実践し試行錯誤を重ねた情報をお届けしています。

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