今回は「紫のかっこいい言い方や言葉」67選を紹介します。
- かっこいい言い方
- 紫に関する言葉
- 紫色の花
- 英語表現
- カタカナ・外国語
- 創作に活かすためのポイント
小説などの創作で使える言い換え表現や、紫に関するかっこいい言葉などを分類して一覧にしました。
後半では色のイメージを創作で活かすためのポイントも解説しています。
紫のかっこいい言い方や言葉67選!英語やカタカナ言い換え表現一覧
紫に関するかっこいい言い方や言葉を分類して67つ紹介します。
かっこいい言い方
紫のかっこいい言い方や、言い換え表現を紹介します。
- 青紫(あおむらさき)
- 青みが強い紫
- 赤紫(あかむらさき)
- 赤みが強い紫
- 江戸紫(えどむらさき)
- 江戸で染められた伝統的な紫色で、ややくすんだ青紫
- 紫苑(しおん)
- 紫苑の花の色、くすんだ紫
- 紫紺(しこん)
- 暗い紫、紫みの強い紺色
- 茄子紺(なすこん)
- 茄子の実のような黒みを帯びた濃い紫色
- 京紫(きょうむらさき)
- 京都で染められた鮮やかな紫色
- 貝紫(かいむらさき)
- 赤みがかった紫、巻貝の色素腺から得られる染料で古代より高貴な色とされる
- 滅紫(めっし)
- 彩度の低いくすんだ紫色
- 似紫(にせむらさき)
- くすんだ青みの紫、紫根を使わずに染めた紫色に由来
- 鳩羽色(はとばいろ)
- 鳩の羽のようなくすんだ青紫色
- 二藍(ふたあい)
- くすんだ青みの紫、紅花と藍で染めた紫色に由来
- 藤色(ふじいろ)
- 明るい淡い紫
- 藤紫(ふじむらさき)
- 藤色よりやや紫みが強い明るい紫
- 藤納戸(ふじなんど)
- 藤色に納戸色(青緑)を加えたような淡い青紫
- 紫鈍(むらさきにび)
- 紫みのある灰色
- 黒紫(くろむらさき)
- 非常に濃い紫色
- 深紫(こきむらさき)
- 非常に濃い紫色、伝統色では濃色(こきいろ)として暗い灰みの紫みの赤を指す
- 紫藤(しとう)
- 藤の漢名(中国での名称)
- 帝王紫(ていおうむらさき)
- 高貴な紫
紫に関する言葉
紫に関するかっこいい言葉を紹介します。
- 紫檀(したん)
- 濃く深い赤紫色、高級木材の名前に由来し重厚感がある
- 紫紗(ししゃ)
- 薄く透ける紫色の絹織物の柔らかく上品な色
- 紫煙(しえん)
- 紫色の煙、幻想的でミステリアスなイメージ
- 紫電(しでん)
- 紫色の稲妻、力強く鋭い印象
- 紫電一閃(しでんいっせん)
- 一瞬の紫色の閃光、鋭くかっこいい表現
- 葡萄染(えびぞめ)
- 葡萄の実から作られた染料の紫
- 桑の実色(くわのみいろ)
- 桑の実の赤紫
- 菫摺(すみれずり)
- すみれの花びらで染めたような紫
紫色の花
紫色の花を咲かせる植物を紹介します。
- 竜胆色(りんどういろ)
- 竜胆の花の鮮やかな紫
- 菖蒲(しょうぶ)
- 菖蒲の花の色
- 楝色(おうちいろ)
- センダンの木の花の色、明るい紫
- 杜若(かきつばた)
- 鮮やかな紫みの青
- 桔梗(ききょう)
- 濃い紫でやや青みが強い場合もある
- すみれ色(すみれいろ)
- 菫の花のような紫
- 紫陽花(あじさい)
- 梅雨時に咲く淡い青紫や紫色が美しい
- 紫羅蘭(しらん)
- スミレの別名、繊細で上品な紫
- ライラック
- モクセイ科の植物で春に咲く香り高い花、白やピンクもあるが紫色の花が一般的
英語表現
紫色を英語で表現するときの言い方を解説します。
- アマランス(amaranth):やや赤みの強い紫
- アメジスト(amethyst):宝石のアメジストのような紫
- オーブジェン(aubergine):ナスのような暗い紫
- バーガンディ(burgundy):黒みがかった赤紫
- カーマイン(carmine):鮮やかな赤紫
- デュボネ(dubonnet):暗い赤紫
- ヘザー(heather):ピンクがかった紫
- ヘリオトロープ(heliotrope):青みのある明るい紫
- ラベンダー(lavender):淡い青紫
- ライラック(lilac):やや赤みや青みのある淡い紫
- マゼンタ(magenta):赤紫
- モーブ(mauve):淡いピンクがかった紫
- マルベリー(mulberry):濃い紫
- オーキッド(orchid):蘭の花のような淡い紫
- パンジー(pansy):強い青紫
- ペリウィンクル(periwinkle):青みのある淡い紫
- プラム(plum):赤紫がかった濃い紫
- ピューク(puce):赤紫がかった暗い茶色
- ロイヤルパープル(royalpurple):高貴な深い紫
- タイリアンパープル(Tyrianpurple):古代ローマの高貴な紫
- バイオレット(violet):青みの強い紫、菫色
- ワイン(wine):赤みがかった濃い紫
カタカナ・外国語
英語以外のカタカナや外国語では、紫色をどう表現するのかまとめました。
- アメジスト(Amethyst):宝石の紫
- マゼンタ(magenta):紫がかった赤色
- ヴァイオレット(violet):青紫系全般、菫色
- プルプァ(Purpur):ドイツ語で紫、特に古代の高貴な染料色)を指す
- リーラ(Lila):ドイツ語で紫
- ヴィオーラ(viola):イタリア語で紫
- プルプラ(purpura):ラテン語で紫
- モラド(morado):スペイン語で紫
紫のかっこいい言い方や言葉!創作で活かすポイント
ここからは、紫色を創作で活かすためのポイントを解説していきます。
- 紫色は上品なイメージ
- 神秘的で不気味
紫色は上品なイメージ
紫色からどんなイメージを受けますか?
これには理由があって、昔から紫は作るのが難しい色でした。
天然の紫色の染料はとても貴重で、王様や貴族しか身につけることができなかったんですね。
そのため、紫は特別な人だけの色として人々の心に刻まれてきました。だから現代でも私たちは紫を見ると品があると感じるんです。
小説でキャラクターに気品や威厳を持たせたいときは、紫を使った描写が効果的です。
たとえば「紫の絨毯が敷かれた大広間」や「紫のベルベットに包まれた宝石箱」などの表現は、読者に自然と高級な場所という印象を与えます。
神秘的で不気味
紫にはもう一つの顔があります。それは神秘的で不気味な印象です。
紫は赤と青が混ざった色なので、情熱的な赤と冷静な青の両方の性質を持っています。この「二面性」が、読者に不安定さや謎めいた感じを与えるんですね。
ホラー小説やミステリー小説で紫を情景描写に使うと効果的です。
「紫の雲が空を覆った」「紫の炎がゆらめいた」といった表現は、普通ではない何かが起こる予感を読者に与えます。
紫のかっこいい言い方や言葉:まとめ
今回は創作で使える紫のかっこいい言い方や言葉を紹介しました。
紫は記憶に残りやすい色でもあります。歴史的に貴重で、自然界でも珍しいからこそ読者に強い印象を与えることができます。
重要な場面や、読者に覚えておいてもらいたいシーンで紫を使うと、後からその場面を思い出しやすくなりますよ。